サレ妻たちの拠り所
こんにちは。私は 「サレ妻たちの拠り所(よりどころ)」 という非公開コミュニティサイトの管理人で、モデレーター(意見のまとめ役)のナナです。
夫が浮気しているかも…
自分の愛した人が自分以外の女と過ごしているかもしれない…
あなたはその時どうしますか?
恐らく何時間も呆然とするでしょう。何も手につかなくなるでしょう。他の事をしていても気が付けばそのことを考えているでしょう。
どうすればいいかわからない…そんなあなたに、一人の経験者としていくつかアドバイスしようと思います。
まずは冷静になろう
いや無理ですよね。わかります。でも、あえて言いますが、冷静になりましょう。浮気を疑っていることを夫や家人に悟られないようにすることが後々重要になってきます。それは、離婚することになっても、再構築することになっても同じです。悪いのはあなたではありません。だからあなたはこれから、あなたとあなたの家族の将来を最優先に考えて行動しなければならないのです。
さて、恐らく今のあなたは 「怪しい…!」 と感じているだけで、はっきりとした浮気の証拠を掴めてるわけではないと思います。
もしも裁判所でとりあげてもらえるようなしっかりした証拠を既にお持ちであっても、こうやって私のブログを読んでくださっているのですから、あなたの心はまだ定まっていないのでしょう。
浮気の形態
さて、浮気と言っても形態は様々です。この章では浮気の種類とそれぞれの対処法を書きたいと思います。
「どんな浮気だろうが、浮気は浮気よ!」とおっしゃる気持ちはよくわかりますが、浮気の中にも情状酌量の余地のあるものも、あることはあるのです。
① 魔が差す
恐らく世の妻たちが最も恐れているのがこの種の浮気でしょう。つまり、夫の愛の一部、もしくは全部が奪われてしまうかもしれない、浮気が本気になるかも知れない可能性を秘めているのがこれです。たとえあなたの夫が家庭を大事にし、十分に良識のある人間でも、一瞬のスキを突かれることはあるのです。この中でもいくつか種類がありますので、後で詳しく説明していきます。
② 言い寄られる
人のモノになった途端、欲しくて欲しくて仕方なくなる女がいます。幸せそうな顔を見ると、壊したくてたまらないのです。そのために、あなたの夫に近づきます。それに引っかかった夫はバカだけれど、可哀相だとも思います。そんな夫に愛想を付かすか、執行猶予を与えるかはあなた次第ですが、くれぐれも外道女の思いどおりにさせないようにしましょう。
③ ただの女好き
まあこんなのと結婚したこと自体、自分で自分を殴ってやりたい気持ちになっているかと思います。こんな男はきっと仕事も出来ないし、結婚生活を続ける意味はないでしょう。あなたにとって少しでも有利になるようにしっかり準備してから、三下り半をたたきつけましょう。
また、十分に甲斐性のある男で、このタイプもいます。妻には十分なことをしてやっているのだから浮気くらい大目に見ろよ、と思っていて、浮気していることはマナーとして隠していますが、悪いことをしているとは思っていません。
④ 確信犯
妻だけではどうにも満足できないのがこのタイプです。③の甲斐性のある女好きとよく似ていますが、もっと闇が深いです。こういう人は恐らく性癖に関して重大な隠し事をしていて、他人や、特に妻には絶対知られたくないと思っています。そのため、普段は良い夫、よいお父さんをそつなく演じています。演じているというより、それもその人の一面なのです。
こんな夫は普段から(若いころから)とても上手に自分の趣味や性癖を隠していますから、証拠を簡単に掴ませてはくれないし、あなたの性格や行動範囲なども把握済みでしょう。
あなたの夫がこのタイプなら、常に悶々とするか、放っておくかの2択です。このタイプの男はあなたたち家族を守ることが自分の秘密を守ることに繋がることを知っているので、けっしてあなたや子供に不自由はさせないでしょう。
「あなたの秘密は何?」と聞いたところで絶対に教えてくれないし、証拠を掴むのは至難の業と思っておいてください。気持ち悪いという感覚がどうしても拭えないと思うのなら離婚するしかありませんが、労力ははかり知れず、得るものは少ないでしょう。
「じゃあ、あなたの秘密を皆にしゃべっていいのね?」とカマをかけることはできます。でもこれは最終手段だと思ってください。あなたと夫、頭のいいほうが勝つでしょう。肉を斬らせて骨を断つということわざがありますが、それくらいの覚悟があればやってください。
むしろこれは、あなたの立場が危うくなった時に防衛手段として使う方がいいと思います。
⑤ プロ専門
男は一般的に女より性欲が強いです。SEXがそんなに好きじゃない妻も割といるようです。夫がもしもそういう場所に行っているなら、それは浮気というカテゴリーには入らないのかもしれません。一般女性よりも後腐れないほうを選んでいるのですから、かえって常識的なのかもしれませんね。
毎日のように夜の生活を求められるよりもそのほうがいいと思うなら、許してあげてもいいと思います。ただし、病気その他気をつけなければならないことはありますので、一度じっくりと話し合いをしてみるのもいいでしょう。家族の安全にかかわるのだ、ということを十分に納得させてください。今はネットという便利なものがありますので、そちらを勧めてあげるのもいいでしょう。
こちらも、どうしても許せない気持ちが強いなら、離婚するしかありません。証拠は割と簡単に手に入るでしょうが、それがまっとうな離婚理由として認めてもらえるかどうか、は微妙なところです。
あなたの夫の浮気は5つの中にありましたか?
もし③の後半、④、⑤のどれかなら、離婚するのも再構築するのもあなたの気持ち次第です。
第2章では、再構築を考えてもいい場合と、離婚するしかない場合を書くつもりですので、そちらをご参照くださいね。
厄介なのは①と②です。それでは詳しく見てみましょう。
① 魔が差す
出来心ともいいますね。「そんな言い訳、ありえない!」とあなたは思うでしょう。きっと夫もそんな言い訳があなたに通用しないだろうと思っています。あなたが理解して、協力してくれたらこの問題はすぐにカタがつくかもしれないのに、夫が必死で隠そうとするのは、あなたの反応が怖いからです。
a つい一線を超えてしまった
例えばです。大きなプロジェクトの一員として長い間苦労に苦労を重ねてやっと成功した、という場面があったとしましょう。プロジェクトに関わった仲間と打ち上げに行き、自分を何かと助けてくれていた女性を目の前にした時、お酒の効果もあってお互いにスイッチが入ってしまう。これは決してあり得ない話ではありません。
それほど劇的でなくても、仕事がうまくいかなくてむしゃくしゃしていた、たまたまあなたと喧嘩した、昔好きだった人に偶然会ってしまった…そういう心の隙間に魔が差すことはあるのです。
ごく普通の良識ある男なら、そんなことがあった翌日は顔面蒼白になっているでしょう。もしも相手が仕事関係の女性なら、家庭も仕事もいっきに失う可能性があるからです。
夫は後悔している
夫はまず、なんとかしてその女性とうまく別れる方法を考えるでしょう。ヘタすればセクハラで訴えられるだろうし、噂が立っただけでこれまで築いてきた立場が崩れてしまいますから。
もしもこんな関係がたった一度だけで終わったとしたら、超々ラッキーです。夫とその女性の二人ともがとても理性的で、かつ、いい性格の人間でないとありえません。どちらもその行為が間違いであったと認識できているし、お互いに不利にしかならないことを理解できる人です。そしてあなたは夫が浮気したことにすら気づかないまま、事件は終わっているでしょう。
すくなくとも、あなたの夫はそうなることを願っています。でもここで厄介なのが相手の女性の存在です。彼女も生身の女なわけで、決して悪気があってあなたの夫と関係を持ったわけではないかもしれず、最悪、あなたの夫を好きになってしまうかもしれません!
ここで彼女の心のうちを推察してみましょう。
「彼は既婚者のはず」→「もしかしたら家庭が上手く行ってないのかも」→「わたしのこと前から好きだったのかも」→「こんな関係いいはずがない」→「でも、わたしも彼の事好きなのかも」
恋する女は厄介
こうなると非常に厄介だってことはあなたにも理解できるはずです。
彼女がもしこうなってしまったら、必ずもう一度二人きりで会うことを求めてきます。そしてあなたの夫はそれを拒めません。
この辺りの夫の気持ちを推察してみると、
「ヤバい、ヤバすぎる。でも拒絶したらバラされるかも」→「それはもっとヤバい。その時に説得するしかない」
で、恐らく説得できません。恋する女を説得する術なんてどこにあるでしょう?そして、彼女を拒絶するよりもっとヤバいこと(あなたや会社にバラされること)を避けるために、彼女との関係を続けるしかなくなってしまうのです。
b 心の空虚を満たそうとした
これは男女どちらにも言えることですが、「愛し方を知らない」人はいるのです。妻を愛したい、子供を愛したい。でも、どうすればいいかわからない。
「妻はなんだか機嫌が悪いし、子供は懐いてくれない。俺が悪いのか?ちゃんと仕事して、給料を全額渡してるのに。俺はやることやってるのに!なぜ満たされない?何故幸せじゃないんだ?」
こんな人は、満たされないなにかを満たそうとして、浮気するのかもしれません。
愛し方を知らない人とは、恐らく、誰にも愛してもらえなかった人です。その人の親のせいかもしれません。でも親もまた、そんな人だったのかもしれませんよね。
普通に学歴、常識があり、仕事が出来る人でも、こういう人はいます。あなただってそんな人間である可能性はあります。そして、自分の本音を普段から口に出来る人は非常に少ないでしょう。自分が満たされていないことを声に出して言える人は、そもそもこんな事にはならないですから。
c 商売女にのめりこむ
これはあまりモテたことのない男性が陥りやすいパターンです。アイドル系やキャバ嬢、パパ活女など、男に貢がせるのを何とも思っていない女の手管にかかれば、男はたやすくハマってしまいます。しかも、夫は愛されていると信じ切っていますから、あなたのことは目に入らなくなってしまっています。
まあこの場合は最後(肉体関係)まで行ってない(行かせてもらってない)かもしれませんから、浮気と呼べるかどうか。まあでもあなたにとって腸が煮えくり返るような事態であることは確かです。
対処法はあるのか?
a、b、c 三つのパターンを見てきました。これらは全て、あなたの夫が一般常識を備えた、ごく普通の男性であることが前提です。クズ男はここには登場しません。
あなたが「そんな理由は認めない!」と断罪してしまえば、そこでもう話は終わりです。夫も自分のしたことの重大さを理解しているでしょうから、離婚を受け入れてくれるでしょう。
それでいいですか?夫は完璧でなければなりませんか?あなたには反省する部分はひとつもありませんでしたか?夫婦は二人で向上していくもの、夫(妻)をよりいい人間に育てるのも妻(夫)の役目だ、と思ったことはありませんか?
いい結婚、理想の結婚生活なんて、なにもしないで得られるはずがありません。相手の足りない所を足し、見えていない危機を示し、転んだ時は助け起こしてあげるのが夫婦です。もしも相手が愛するすべを持っていないのなら、手取り足取り教えてあげなければならないかもしれません。そんなことも含めて、再構築するか別れるのか。人生においてここが重要な分岐点となるでしょう。
□ 責めない
「浮気をしてるでしょう!」と夫をただ責めても、問題は解決しません。夫には罪悪感があるのです。理由だってあるんだけど、それは言えないだけで、分かって欲しいと思っています。それなのに一方的に責め立てられたら、愚かな道を進んでしまうかもしれません。まずは冷静に話し合うことが大切です。
話し合いをするときには、「落としどころ」が必要です。一方的に、「悪いのはあなた、私は被害者」とやっても、解決しません。「それはわかった。でもわたしがどれほど傷ついたのかも理解して」と言えば、彼には一縷の望みが見えるはずです。この真剣な話し合いの機会を「浮気を責める場」から、「今後どんな夫婦になりたいか話し合う場」にすることが出来るのは、あなただけなのです。
□ 相手とは別れたか?
もちろん、押さえなくてはならない所はきっちり押さえておきましょう。夫が女と別れるのが基本的最低条件です。ここで夫が少しでもためらうようなら、離婚の2文字を出すべきです。落ち着いて、悲しげに、離婚した後の生活、子供との関係、周りの評価、お金に関すること、を教えてあげましょう。それでもその場ではっきり女と別れる、と言えない夫は、もう見切りをつけちゃってください。
□ 今はちゃんと夫、お父さんしているか?
もしも二人で新たな人生設計を立てる話し合いができたのなら、いつまでもぐじぐじと浮気のことを持ち出すのは止めましょう。夫が不信行動を避けて真面目にやっているなら、もういいではありませんか。幸せな結婚生活がどれほど有益で幸せかを日常の中でさりげなく気づかせてあげるのはいいですね。あなたや家族にとっても幸せな未来が待っているはずです。
② 言い寄られる
もしもあなたの夫が、他の女に言い寄られて一線を越えてしまったら、どうしますか?それも、その女はあなたの夫が好きなわけじゃなくて、ただ「世の中を不幸な人間で満たしたい」と思っているだけの性格破綻者だとしたら。
言っておきますが、あなたの夫がいくらイケメンでも、既婚者とわかって付き合い続ける女は普通ではありません。商売女ならお金が目的ですが、こんな女は他人の不幸がお金よりも好きなのでしょう。
ほぼアウト
言い寄られてそれに乗っかった時点で、夫はほぼアウトですよね。しかも、あなたの夫は女の内面なんかどうでもいい馬鹿だとわかってしまったわけですから、情けないやら、もうなんとも言えない気持ちになっていると思います。さっさと見切りをつけてもいいのですが、たった一人の変な女に家庭を壊されて、黙っているわけにもいかないのではありませんか?
夫といったん停戦して、その女に一泡吹かせてやるのもいいかもしれません。もちろん、そんな馬鹿はくれてやってもいいと思うなら(きっと受け取ってはくれないでしょうけど)、1秒でも早くそんな連中から遠ざかるのもいいと思います。
一応教えてあげよう
①か②か、どうやったら判断出来るかですが、浮気していることをわざとバレるように仕組んでいるようなら、②で間違いないと思います。あなたは落ち着いて、そのことを彼に教えてあげなくてはなりません。
・既婚者だと知った上であなたと関係を持った
・わざと浮気をバラそうとしている
・彼女にとってあなたは私達を不幸にするための道具でしかない
・目的を達成したらあなたに用はなくなる
そのような女は男の扱いもわかっていますし床上手でもあるでしょうから、夫はすぐには認めようとはしないでしょう。でも、子供に噛んで含めるように、何度も教えてください。夫をまだ愛していて、家族が大事なら。もしくは、その女が憎いなら。そして彼が覚醒したら、その女をどうやってとっちめるかを二人で考えましょう。きっと手ごわいでしょうから、法的手段が必要になるかもしれません。
ここまでやっても夫がガンとして認めようとしない、理解できないなら、もう諦めるしかありません。離婚準備に入りましょう。
まとめ
さて、浮気にも様々なきっかけや理由があることがわかってきました。それらすべてを認められない、汚らわしい、と思う気持ちもわかりますが、その前に、自分自身は100%完璧な人間なのかと自問することも必要ですよね。
とにかく夫に浮気されるというのはとてもショッキングな出来事です。
そんなの大した事ないわ、と豪語出来る方がいらっしゃれば、それは本当に羨ましい限りです。実際のところ夫が浮気するのはその程度のことなのかもしれません。ですが、男と同じように女だって厄介なシロモノなのです。夫に他の女がいるということが精神にどれほどのダメージをもたらすのかは、されてみたいとわからないものなのです。
今回はここまでにしましょう。次回は「再構築か離婚か?」について書きたいと思っています。
「サレ妻たちの拠り所」 の管理人&モデレーターのナナでした。
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