サレ妻たちの拠り所
こんにちは。私は 「サレ妻たちの拠り所(よりどころ)」 という非公開コミュニティサイトの管理人で、モデレーター(意見のまとめ役)のナナです。
もしも夫に浮気されてしまったらあなたはどうしますか?
私もサレ妻の一人です。私の経験が役に立てるかどうかわかりませんが、少しでもあなたの気を晴らしたくて。ちょっとだけアドバイスさせてくださいね。
さて、前回のサレ妻たちの拠り所―第1章では、浮気の形態について書きました。
① 魔が差す
② 言い寄られる
③ ただの女好き
④ 確信犯
⑤ プロ専門
このうち厄介なのが①と②でしたね。
夫だって完璧ではありません。心のスキマだって出来るだろうし、悪い女に騙されているかもしれないのです。傷が浅いうちに気づいて対処できるのはあなただけです。
さて、今回は、「再構築を考えてもいい浮気」と「離婚しかお勧めできない浮気」について書こうと思います。
① 再構築への道―再構築を考えるべき浮気とは?
a 夫は浮気していることを隠そうとしている
b 愛はまだある
c 損得勘定ではプラスだ
② 離婚への道―離婚準備をしたほうがいい浮気とは?
a 夫は浮気していることを隠そうともしていないし、むしろ悪意を感じる
b 愛はもうない
c 損得勘定ではマイナスだ
① 再構築への道―再構築を考えるべき浮気とは?
この際、浮気相手のことはかやの外へ置いておきましょう。大事なのは夫がなにをどう思って浮気なんかしているか?です。
まだ、「なんでそんなことするの!」「どう思ってるの!」なんて夫に問いただしてはいけません。どうせ本当のことを言うわけありませんから。私は男ほど本音を言いたがらない動物はいないと思っています。
それに、夫の気持ちは彼の行動にすでに現れているはずです。
a 夫は浮気していることを隠そうとしているか?
妻の第六感はとても感度が高いのです。自分には直感や霊感なんてゼロだわ、という人でも、夫の浮気には「ピンとくる」ものなのです。そんなあなただからこそピン!と来たのであって、当の夫は「バレてない」という素振りですか?それとも浮気していることを隠そうともしていませんか?
この違いは雲泥の差といえます。あなたに隠したいと思っている、ということは、「家庭を壊したくない」と思っている確実な証拠といえます。
「家庭を壊したくないのになんで浮気なんかするのよ!!」と思いますよね。まったくその通りだと思います。二人で愛を誓い、この先病める時も…のはずだったのに。
● 下半身がサル並みの男はいます。あなたや家族を愛さなければ、という理性よりも性欲のほうが勝ってしまうのです。
● あなたや周囲ににバレることを恐れ、相手の女を黙らせるために浮気を繰り返す夫もいます。
● 「新しい女を獲得する=男としての能力がある=生きる意欲が出る」と考える男もいます。
つまり、浮気は悪いことだと知りながら、目的のためには仕方ないと思っているのです。
浮気をしていることを責め立てても問題は解決しません。口ではあなたにかなわないことを知っていますから、まくしたてられると逆切れしてしまうか、思考停止に陥るかのどちらかで、こうなってしまうともう話し合いにもなりません。
男って実はとても不安定な生き物です。自信いっぱいの時もあればちょっとしたことで落ち込んでしまう。自信喪失状態でもそれを表に出すことは許されない(と思っている)のです。さっきも言いましたが、男は本音を言いません。なぜか?本音を言うと自分が本当は弱い生き物だということを認めざるをえなくなってしまうからです。
そんな男がすっかり自信を失ってしまったらいったいどうなるか。鬱になるか、引きこもるか、暴力をふるうか、モラハラになるか。どれになっても笑えません。自分の夫がそんなことになってしまったら、それはそれで厄介です。
元気で仕事に励み、いい夫を演じてくれているなら、少々の浮気は大目にみてやるのもひとつの手だと言えるでしょう。もちろんきっちりケジメをつけてもらうのは当たり前ですが。
b まだそこに愛があるか?
さんざん男の悪口を言ってきましたが、男には良いところもいっぱいあります。そもそもそんな夫を好きになったから結婚したわけで、浮気されたからと言ってその気持ちがなくなっていないのなら、再構築を考えるべきです。子供がいるかどうかは二の次にしましょう。もちろん子供がいる、いない、は重要なことです。ですが、ここではあなたの気持ちだけを最優先に考えましょう。
c 損得勘定でいくとプラスかな
これは嫌な話ですが、生きている以上、人間だれしもその場その場で損得勘定をしているはずです。浮気をした夫とこれからも一緒に生きていくことはあなたにとって得か、損か。
まずは経済面から考えましょう。きっちり計算できなくてもなんとなく損か得かくらいはわかると思います。損でも得でもない場合はとりあえず得にしといてあげましょう。
次は感情面です。ここをないがしろにはできません。浮気をするような男と同じ屋根の下で暮らしたくない――この感情は経済的な損得勘定とはまったく別物で、男にとっては理解できない部分でもあります。一度浮気をした男は二度、三度と繰り返すかもしれませんし、そうでなくてもちょっとしたことで嫌な感情がフラッシュバックすることだってあるでしょう。それを一生繰り返すくらいなら一人でいるほうがよっぽどマシだわという自立心旺盛な女だっていることをわからせてやってもいいかもしれません。
ここでまた嫌な話をひとつ。もしそんな夫に見切りをつけたとしても、その後はどうしますか?次を探しますか?あなたがまだ若くて魅力的ならもっといい男が見つかりますか?それとも男なんてもうこりごり、ずっと一人で暮らしますか?
ここはひとつ冷静になって、夫の浮気を将来の事まで考えるいい機会にしてみませんか?
② 離婚への道―離婚準備をしたほうがいい浮気とは?
再構築とおなじように、問題点を3つに分けてみます。
a 浮気していることを隠さない
夫が「浮気していることを隠そうともしていない」なら、離婚を考えるべきでしょう。あなたを妻として尊重していないということですから。家庭を壊してでも浮気相手を取るつもりだと思ってください。結婚しておきながらそう考える男ははっきり言って最低の屑です。猶予も容赦も必要ありません。
でもちょっと待ってください。あなたの夫が残念過ぎて、隠そうとしているらしいのに全然隠れていないとしたら、それは「再構築組」に入れてあげてもいいかもしれません。まあ夫の評価はとてつもなく下がると思いますが、男女にかかわらず実際にそういう人間はいます。人格障害とまで行かなくても、「こんなことをすれば(言えば)相手はどう感じるのか?」などの想像ができない人は案外多いのです。
夫がそういう人なのかどうかは見極めが難しいとは思います。ネットで「人格障害」や「発達障害」などで検索するとどんな特徴があるかが出ていますので、チェックしてみるといいかもしれません。「ちゃんと仕事できているんだから夫に障害なんかあるはずがない」と思うかもしれませんが、この際ですから夫の事をちゃんと理解してあげるものいいかもしれませんよ。まあ理解できたとして、そんな人間をどう扱えばいいのか、はまた別問題ですが。
要は夫に悪意があるのかないのか。これに尽きると思います。悪意があるかどうかは言葉で説明できません。できませんが、自分に向かっている悪意ははっきり感じ取れるものだと思います。もしも夫に悪意を感じたら、すぐに、ひそかに、離婚準備をすすめてください。
b 愛は…ない
なんでこの人と結婚したんだろう、でも結婚したのは確かに自分の意志だったし、皆にお祝いもしてもらったし、今更間違いでした、なんて通るはずない。
浮気される前からこう思っていた人は少なからずいると思います。
思っていた結婚生活とは違った
なぜこんなに幸せを感じられないんだろう
もしもあなたがこんな風に感じながら結婚生活を送っていたとしたら、恐らく夫も同じ気持ちなのではないでしょうか?「夫婦とは合わせ鏡のようなものだ」とはよく言ったもので、あなたの思い、態度が相手にも同じように現れます。どちらが先か、なんてことを言い合うのは無意味ですよね。お互いに関係を改善しようとしてこなかったのですから。
「私は努力したけど無駄だった」と言いたい気持ちも分かりますが、夫の方に最初からその気がなかったのらともかく、もしかしたら努力の方向が違ったのかもしれませんし、元から相性が良くなかったのかもしれません。
こういう結婚生活は本当に辛いし、未来もありません。夫が浮気したのはいいきっかけと考えて、本気で離婚を考えましょう。夫が浮気したのは彼のせいだけとも言えないので、離婚の条件を譲歩してあげてもいいかもしれませんね。
浮気されてちょっとばかり残っていた愛情も枯れ果てた場合も同じです。腐れ縁なんて言葉がありますが、腐ったものが元に戻ることはありませんよ。
c はっきり言って夫はマイナス要員だ
浮気をする前から夫はあなたにとって経済的、もしくは精神的にマイナスだった場合は、これを機にきっぱり離婚を決意しましょう。相手が拒んだところできっちり証拠をつかんでおけば、裁判になっても負けることはないでしょう。
夫の事は決して嫌いじゃないんだけど、よくよく考えたら、いないほうが何かと楽かも。という場合もあるでしょう。ラブラブな時期なら可愛く思えたことが年月とともに変化してもしかたありません。せっかくこちらにとって有利な材料を作ってくれたわけですから、今後の人生についてじっくり考えましょう。
まとめ
さて、再構築か、離婚か。どちらにも考えなければならない要素が3つありましたね。
a 夫は浮気を隠しているか、隠していないか
b 浮気夫とは言え、まだ愛があるか
c 浮気男と一緒に暮らすメリットからデメリットを差し引いたらプラス?マイナス?
実際にはこの3つが重なり合ったり、入り混じったりしているでしょう。さらに別の要素(例えば子共の有無とか、仕事の種類や収入とか、実家や嫁ぎ先のこととか)も考えないといけません。
どちらを選ぶにしても、選択権はあなたにあるべきで、夫に握らせてはいけません。あなたはあなたの家族の将来も含めて十分納得できる道を選んでくださいね。
さて、今回はここまでにしましょう。次回は「離婚するなら」についてです。
「サレ妻たちの拠り所」 の管理人&モデレーターのナナでした。
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